
消費電力は70%削減。
ボールが見やすい光の色にもこだわりました
埼玉県さいたま市の、フットサル大宮様にLED投光器を導入しました。これまでは水銀灯をお使いでしたが、全面的にLEDに切り替えるというご依頼でした。演色性と均斉度の高いLED投光器をご提案し、明るいだけではなく快適な空間になるようにいたしました。
導入経緯
演色性、省エネ性の悪い水銀灯からLEDへ
フットサル大宮様は、会員制のフットサルガーデン。コート一面のみのフィールドですが、貸し出しだけでなくフットサルスクールや大会も行われています。会員チームの数は100以上。埼玉県のフットサルを盛り上げ、プレイヤー同士が交流するための重要なフットサル場となっています。
22時までプレーでき、ナイトプレイも盛んなので照明は非常に重要です。
これまでは、水銀灯6台にてフィールドを照らしていましたが、水銀灯は演色性が悪い、省エネ性が悪いというネックがあります。演色性とは、太陽光にどれだけ近いかを表した数値です。人間の目に最も自然に見える光は太陽光ですので、太陽光で見た時の色が「正しい色」として基準となっています。水銀灯は、太陽光と比べると物が緑がかったり青白く見え、非常に演色性の悪い照明なのです。
また、同じ明るさを得るために必要な電力は、LEDの三倍と、省エネ性も悪いです。

照明計画
明るく、色は綺麗に
導入した照明は、弊社のエムエーとダブルピー。
エムエーシリーズは1Wあたり130lm、ダブルピーも1Wあたり130lmの明るさが得られます。いずれも、高効率の投光器です。駐車場や倉庫、今回の例のように比較的規模の小さい屋外スポーツ施設に適しています。
本品の演色性はRa80。演色性は100Raがマックスで、Ra100は最も自然光に近いことを表します。一般的な水銀灯の演色性はRa15〜Ra50程度ですので、非常に改善されました。数字の上だけでなく、実際にコートに立つと違いは歴然。芝の色は本来の緑色が輝き、ボールもユニフォームも鮮やかに映り、視認性が高まりました。ナイトプレイも快適になることでしょう。

特徴
光が広がり、ムラがない
エムエーとダブルピーは、野球スタジアムに使うような遠くから強い光で照らすタイプではなく、比較的近距離からの照射を想定した照明です。そのため、明るさにムラができないように光が広がるタイプとなっています。
明るさのムラは、「均斉度」で表されます。均斉度は1に近くほどムラがない状態です。均斉度はJIS規格で目安が決められていて、スポーツ施設なら競技の目的ごとに数字が異なります。ほとんどの競技で、0.7以上の均斉度が求められるので、0.7を基準に考えるのが良いでしょう。
弊社では、均斉度はJIS規格にならってこれを満たすようにしています。ムラのない照明は疲労を軽減し、スポーツに集中することができます。
省エネ効果
消費電力が72%削減されました
水銀灯から高効率のLEDに変えたことで、消費電力は72%削減されました。仮に一ヶ月の電気代が10万円だったとすると、年間86万4,000円の経費削減です。
17時から22時までの5時間を365日点灯すると、年間の点灯時間は1,825時間。1,825時間の電気代は、1kWh単価から計算すると簡単にわかりますのでぜひ試算してみてください。電気代は契約プランや地域にもよりますが、電気代の明細にある「基本料金」の下に単価が記載されています。
設置場所の条件や選ぶ照明によって、必ずしもこの削減率になるというわけではありませんが、弊社の投光器でLED化すると、そこまでインパクトのある節電効果が得られます。電気代にお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
こんな方、こんなお悩みをお持ちの方におすすめ!
- 消費電力を大幅に下げたい
- LED特有の眩しさがないものが欲しい
- 均一の明るさが保てるLEDを探している
- スポーツ施設に強い企業を探している