LED投光器なら冷房効率もアップする

LED投光器は熱くなりにくいから、空調効率もアップ!

LED電球は発光効率が高く、光に熱を持ちません。照らされる面や空間が熱くならないので、エアコンの冷房の効率がアップします。ペンダントランプやスタンドなど、人と光源の距離が近い照明にもLEDはおすすめです。

LEDの発光効率は優秀!

照明には、発光効率(lm/W)という「明るくする能力」を示す数値があります。同じ1Wのエネルギーを与えた時に明るさ(可視光線)として変換されるエネルギーの割合で、これが高ければ高いほど効率がよい=より明るい照明ということになります。LEDの発光効率がどれくらい優れているか、他の光源と比較してみましょう。

・白熱電球 約15〜20lm/W
・LED 約50〜100lm/W
・蛍光灯 約40〜100lm/W
・水銀灯 約50lm/W
・メタルハライドランプ 約60〜130lm/W
・ナトリウムランプ 120〜180lm/W

電球の性能によって異なるので、これはあくまでも目安ですが、白熱電球がいかに効率が悪いかがわかります。 水銀灯とナトリウムランプは演色性が悪く、水銀灯の演色性の悪さを改善したメタルハライドランプは水銀灯より寿命が短いというデメリットがあるので、LEDのライバルは発光効率が拮抗している蛍光灯と言えるでしょう。蛍光灯をLEDに変えても電気代が劇的に安くなることはありませんが、国内の大手家電メーカーは続々と蛍光灯をLEDに移行させています。理由は、省電力だけでないメリットがLEDにはあるからです。

明るさに変換されないエネルギーの大半は熱になる

明るさに変換されないエネルギーはどこへいくのかと言うと、多くは熱として放射されてしまいます。 例えば水銀灯は、15%が可視光線、60%が赤外線、10%が紫外線となり、残りは熱になります。 物理的な定義の「熱」と赤外線は違うものですが、赤外線も、物質を温める効果があります。 太陽と地球の間には熱を伝達する空気などの物質がありません。それでも太陽の光が暖かく感じるのは、地球に届く太陽光(電磁波)のうち45%が赤外線だからです。 蛍光灯は菅自体が触れないほど熱くなりますが、LEDは手をかざしてみても光にほとんど熱を感じません。LEDは、発光効率が高く、しかも光に赤外線を含みません。だから、熱くなりにくい電球なのです。

LEDは冷房効率がアップして電気代が下がる!

ただし、LED電球がまったく熱を発生させないというのは間違いです。LED素子自体は熱くなるためです。高温になると電子回路が壊れてしまうため、LED電球には放熱用のヒートシンクが取り付けれています。LED電球の根本は独特の形状をしていますね。照明器具に「LED電球対応/不可」があるのもこのためで、LED対応商品は、電球根元の発熱が篭らない工夫がされています。 それでは、蛍光灯とLEDの発熱量はどちらが多いのか。 100本、200本と蛍光灯がついている工場のような場所をLED化すると、冷房の効率がアップして電気代が安くなったというケースがあります。つまり、LED電球の方が総合的に考えて発熱量が少ないようです。 また、LEDの寿命は蛍光灯の4〜5倍ありますから、導入コストを差し引いても交換の手間や長期的なコストを考えると蛍光灯よりお得と言えるでしょう。

消費電力以外にもLEDにはメリットがあるんじゃ!

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