眩しすぎる!ナイター照明にLED導入で困惑の選手たち?

ナイター照明にLED導入で、選手にサングラスが必要に!?

消費電力カットによる省エネが期待され、横浜スタジアムに全面LEDが導入されました。 明るくなると選手にも喜ばれていたのですが、眩しすぎるという声が出ているようです。 しかし、LEDはスポーツ施設に向いていないということではありません。

いち早く全面LEDへの転換を図った横浜スタジアム

2015年シーズンから横浜スタジアムでは、ナイター照明にLEDが導入されました。屋外ナイター照明設備が全面的にHIDからLED化されるのは日本初のことです。 従来の照明よりも総消費電力を56%削減でき、大幅なコストカットが見込まれ、なおかつ明るさもアップするということで歓迎ムード! 今まで捕手のサインが見えにくかった投手は「見やすくなりそう。ありがたい」と喜んでいました。 しかしLED導入後、選手たちからは「残像が見える」や「眩しすぎてボールを見失う」との声が続出しているというのです。

阪神タイガースが、選手にサングラス着用を勧める異例の指導

阪神タイガースでは横浜スタジアムで採用されたLED照明対策として、野手にサングラス着用の呼びかけをしているといいます。『山脇外野守備走塁コーチは「全員に薄いサングラスを持って行くように言った。巨人でも長野らが着けてやっていた」と話した』『選手からは「目に光が残る。フライが照明に入るとなかなかボールが出てこない」という声が聞かれるようになった』(引用元:デイリースポーツ 2015年4月21日)。ナイターでは、選手は夜でもサングラスを着用することになります。 他球団もにサングラスを着けて守備に向かう選手の姿が見らているので、LED対策をする選手が増えているようです。

プレイへの影響はないのだろうか?

気になるのはサングラスをかけることでのプレイへの影響。アメリカのメジャーリーグでは、サングラスをかけている選手がテレビにもよく写りますが、日本では少ないですね。それは、アメリカではデイゲームが多い上にドームのある球場が少ない、日本ではナイトゲームが中心という背景が関係しているそうです。サングラスを付けてのプレイも、慣れれば問題ないのかもしれません。しかし、現時点では日本の野球にはなかった物ですし、視界に不要な枠ができてボールが見えにくいのではと、心配するファンの声が挙がっています。サングラスなしで済むなら、その方が良いのではないでしょうか。

LEDはスポーツ施設の投光器には向かないのか?

LED化して眩しさが問題になっている原因は、LEDの特性にあります。白熱電球や蛍光灯、水銀灯などは全方向に光が発散されますが、LED照明は特定方向に集中して光が出るため他の照明よりまぶしく感じるのです。 この眩しさからくる、目のチカチカや、残像が残ったりする現象をグレアと言います。 しかし、LEDがスポーツ施設照明に使えないというわけではありません。きちんとグレア対策をした投光器なら、真昼のように明るいのに眩しくはないという、快適な光を届けることができます。スリーエスの扱う投光器は、レンズの使用を最小限に抑え、特殊なリフレクターを用いてグレア軽減を行った画期的なもの。この技術は、国際特許も取得しています。 日本国内で販売されているLED投光器の中では、唯一オリンピック規格に適合している優秀な投光器なのです!ゴルフ場、サッカー場、野球スタジアムなど国内外の様々な施設で導入されています。投光器は明るさや電力の削減率だけではなく、光の品質も選定のポイントにするのがおすすめです。

明るければなんでもいいわけではないんじゃよ!

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